もうずいぶん昔の事になるけれど(多分)小沢健二の言葉で
「適当って言葉を使うと、みんないい加減だとか手を抜いてるとか悪い意味で受け取るけど、
あれは、本当はとても素敵な言葉で、適切なモノ、ふさわしいモノをあてがうみたいな意味があって、
今回のアルバムは適当にやったと僕が言ったらそれは全力を込めたという事なんです。」
みたいな事をもっと独特な言い回しとダースのCMのような調子で語っていた。

「適当」ってのは「いい加減」と読み替えられるもんだけだと思っていた自分は、なるほどなぁと感心したり
小沢くん金八先生みたいだな、と思ってみたり
このまま言葉が移り変わっていって、多くの人が言葉の意味を共有する事が出来なくなったら悲劇だな、と思ってみたりした。

goo辞書|適当

てきとう ―たう 0 【適当】
(名・形動)スル[文]ナリ

(1)ある状態・目的・要求などにぴったり合っていること。ふさわしいこと。また、そのさま。相当。
「―な例」
「―な結婚相手を世話する」
「君主政治なる者は殊に大国に―するの理を/民約論(徳)」

(2)その場を何とかつくろう程度であること。いい加減なこと。また、そのさま。
「―にはぐらかす」
「―なことを言う」

小沢くんがいってるのは(1)で、一般的に使われるのは(2)ですね。

そんでもってなんで2009年の今、小沢くんの発言を思い出したかというと
うちは、「とりあえず」って言葉をよく使うのですが
しかしどうもお気軽に使ってはいけないような言葉だとか。

というより使っていいとしたら、ビールを頼む時のみ、らしいんです。
そんなとりあえず。

goo辞書|とりあえず

とりあえず とりあへ― 3 4 【取り▽敢えず】
(副) 補足説明
取るべきものも取らずに、の意から

(1)いろいろしなければならないものの中でも第一に。さしあたって。まずはじめに。
「―これだけはしておかなければならない」
「―お知らせ申し上げます」

(2)すぐに。直ちに。
「取るものも―かけつける」

ん~さしあたって、まずはじめに、すぐに、直ちに、
必死な感じがするけど、どこが悪いんだろう?

yahoo知恵袋|「とりあえず」の、語源は、どのような意味から、きているのでしょうか?

「取るものも取りあえず、急いで駆けつけた。」
と言えば、
“後になって「あれもあったほうがよかった」というものが出てくることを承知の上で、とにかく現場に急行することを優先した。”
ということですね。
そこから、“万全ではないけれども、現時点で出来ることとして”の意味で「とりあえず」と言うようになったと考えられます。

「とりあえず」の「ず」は否定ですから

とりあえず

若い方々と議論をしていて一番気になるのは、枕詞のように「とりあえず」なる語を使われるときである。「とりあえず」には真剣さがない。「とりあえず」は、多様な選択肢のなかから、当り障りなく、間に合わせに何かを用意する表現にほかならない。

 ワタクシたちは、自らが選び取った現実を必死に生きている。日々、実存を賭けた勝負である。みたまえ、教室の子どもたちを。彼らを前にして、「とりあえず」勉強でもとか、「とりあえず」練習でもとか、いえるだろうか。安易な気持ちで使ってしまう言葉にこそ、人間性が問われ、社会性があらわれよう。国語の力を教養教育の前提とするのなら、このあたりの反省から出発するべきではないか。

人間性が問われるそうです。
ん~。


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