働きマン(安野モヨコ 著)を2巻まで読んだ。

働きマン(安野モヨコ 著)を2巻まで読んだ。

ちょっと前の自分や、今の状況と重ね合わせたりしちゃってところがたくさんあった
うまく説明はできないんだけれども、働きたいな、がむしゃらに。と思った
もし今働いていたら、まだだ、まだまだだ、がんばろう。と思ったりするだろうな。そうゆう読後感のマンガだ。

そういった話たちの中で、個人的にとてもドキリとする言葉が出てきた。

主人公の松方弘子(職業:男性向け週刊誌編集者/28)が、仕事に行き詰ってこんがらがった頭を一回リセットするために、短時間で確実にリラックスできる「小さな旅」と称したマッサージに行く。

松方に「魔法の手」と呼ばれる白石緑子さん(29)は、
OLからセラピストに転職して5年目の

コリのたまった人をほぐすのが好きで、力が入って固まった首のすじや、使いすぎ張っている腕を
本来あるべき姿、正しい位置にもどしてあげることに喜びを感じる

という女性で
すみずみまで気配りの行き届いた施術をするその店の看板セラピスト。

しかし癒したいという想いが強すぎるのか

「一人一人に全てのエネルギーを注ぐからもたないのよ」
「ウチは一日2組限定の店じゃないんだから」
「もっと効率考えてやってくれないと次のお客様お待たせしてるのよ」

というような注意を店長に何度もされてるようだ。

施術後が終わって受付に向かう松方(主人公)は、たまたまそれを耳にし、心の中でこう思う。

ていねいな仕事
真心のある仕事が

かならずしも求められる
わけじゃない

ガツンときた。

同じような経験があるからだけなのか
丁寧な仕事をしたくて、ぎりぎりまで迷って試して
でもウチはそうゆう会社じゃないんだからやりすぎるなと打たれ
違いなんか判らないし、どうせすぐ修正はいるんだからだから無駄な時間を使うなと打たれたりしてきて
出来るだけ良いものを、とするのは求められてなくて

しかもその全てが個人的なスタンドプレイでやってたわけでもなく、そうゆう指示があったりもしたりするのに
なぜか叩かれる。

クレームが出ない程度のクオリティで回転率を上げ
ただ検索で上位に来れば、お問い合わせが来る来ないはこちらの問題じゃないと言い放つ。

結局、魔法の手をもつ白川さんは

「疲れて来た人」に気を遣わせるようなお店は嫌
効率だけを考えてとにかく回転させるのも嫌
来た人を元気にしたい、心も体も軽くなって帰って欲しい

回転を良くするために時間短縮して
自分達が余裕なくして
お店の空気もキリキリして
そんな場所でお客様を本当に
いやせると思えないんです

といって退職。

そしてたまたまタイミングよく健康ランド内でエステをやる人を探していると声をかけられて独立。

が、思い描いた理想通りにはなかなかいかない

時間も内容も今までより更にハードになる・・・と予想できたはずなのに

白石さんは自分で店舗を立ち上げてこう思う

店長にえらそうなことを言った
「余裕のない場所で人はいやせない」
あたしは次の場所で本当にそれを出来るのだろうか
来た人を元気にして
心も体も軽く・・・
出来るのだろうか

自分はこの答えが出ない。
やるしかないんだろうけどねー

言葉のイメージが強いから
まるで真心をこめたものや、丁寧な仕事ののみが正しくて、すばらしいものに聞こえるけど
それだけじゃないって事は思う。
こめたい派だけど。

働きマンはうまく説明できないものを生む。モヤモヤ。

物語の話としては前後してしまうけど
主人公の松方は、ちょうどこのマッサージを受ける前の日にひとつのとても気の乗らない記事を書き上げて入稿した
そしてその夜友人と飲みにいき愚痴る、その時の心の中のセリフがこれ

「この記事を書くことをあたしは良しとするのか?」
考えても仕方のないことを考えていたけれど
仕事を終わらすために考えるのを止めた
そうすると驚くほど簡単に片付くのだ

ん~モヤモヤ。
賢くなりたいな。

ちなみにこのセラピスト白石さんの回のタイトルは<こだわりマン>

2巻は他にも面白い話がたくさん
営業の話には目頭が熱くなり
面接の話は複雑な気分になり。


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